雄山中学校ブログ

虫眼鏡 授業研究「読み解く力」3年理科(5月30日)③

 教え合って完成させたイオンモデルは、正しいかどうかを模範解答と照らし合わせて確認します。そしてその後は、学習内容がしっかり定着しているか問題を解いて確認します。ほとんどの生徒はしっかりと学習内容が定着している様でしたが、そのゴールまでたどり着くと黒板のネームプレートを「できた」のところに移し、まだできあがっていない生徒を支援する側にまわります。

 「自分で解けた」の段階が人に教えることで、更に深い理解へと進んでいきます。とてもいい授業が参観できまたと思います。

虫眼鏡 授業研究「読み解く力」3年理科(5月30日)②

 この授業(3年6組)の学習内容は、前回行った「HClとNaOHの中和実験」で起こった変化をイオンモデルで表現することです。授業では、イオンモデルで表現することが「汎用的基礎読解力」の内「イメージ同定(文章と図形やグラフを比べ内容が一致しているかどうかを認識する能力)」を高めることにはたらき、更に「学び合い(教え合い)」を進めることでそれが強化されるものと予想しました。

 生徒たちは担当の先生からの指示をしっかりと聞き理解していたようで、しっかりと学び合いを進めていました。学習に際しては、互いに交流ができるよう座席移動は自由にしました。

 

虫眼鏡 授業研究「読み解く力」3年理科(5月30日)①

 ご周知の通り令和4年度から本町の全小中学校では、教育のための科学研究所が提唱する「読み解く力」の視点から授業改善に取り組んでいます。この取組を大まかに説明すると、「汎用的読解力(=学習言語の読解力)が高まれば全般的な学力が高くなる」という研究仮説に立脚しており、RS(リーディングスキルテスト)で測定できる「汎用的基礎読解力(汎用的読解力の一部)」を高めていく授業実践が、現在我々に課せられている課題です。

 専門用語がたっぷりの難解な説明をしてしまいましたが、私的な理解で大まかに表現すれば「教科書や資料を正しく読めていないことで学力を押し下げていることを、授業でどう改善していけるか」を考えていく取組だと考えています。

 その関係で本日の2時間目に、3年生の理科の授業を行いました。本校ではまだまだ道半ばの取組ですから、教頭先生も含め数人が見学をしました。

 

会議・研修 5月30日(木) 今日の授業風景(1限目)②

 1年3組の1時間目は、数学の授業でした。この時間に学習していたのは、正負の数の累乗です。この内容を学習する際に最も大切なポイントといえば、-2(-2)との違いを理解できるかどうかです。先生の説明を聞いて、十分に身に付いたでしょうか。