【授業風景】3年国語〜俳句づくりに挑戦 その3〜

 タブレットで撮影した「自分だけの1枚」をもとに、いよいよ3年生の各学級が俳句づくりに取り組みました。情景だけでなく、自身の心情が伝わるように言葉を吟味する生徒たち。一句できたらうれしそうな顔で授業者に見せにきてくれます。語順を変えたり、表現技法を工夫したりと、推敲を重ねることで「自分だけの一句」に近付いていきます。

 

まずはタブレットに保存した画像を眺め、イメージを整理

思いついた表現をノートに書き留め、創作開始

季語調べもタブレットで

俳句の形にまとまってくると友達で見せ合う様子も

では、生徒作品からここで一句…。

 

管の蛇 (くだのへび)

打ち水はき出す (はきだす)

夏の一風景

       (なつのひとふうけい)

 

「管の蛇ってなんだろう」と上の句で引き付け、中の句の「打ち水」で「ああ、水を撒くホースだ!」と気付かせます。「はき出す」という擬人法から、夏空のもと、勢いよく水が出ている様子が思い浮かび、暑さの中にある「涼」を読む者に届ける一句に仕上がっています。下の句の体言止めで全体が引き締まった感じです。

「お見事!」のひと言です。