「校長のつぶやき」(9月25日)

 今朝も過ごしやすくよい天気です。ようやく夏から秋に季節が変わってきたように感じます。

 さて、前の記事でもお知らせしたように、昨日の本校では社会科の研究授業が行われました。私自身は長年数学の担当でしたから、社会科の授業について教科の視点から判断することはできませんが、授業の土台の部分は教科に関係なく共通している部分ですので、私なりの感想を述べたいと思います。

 「授業を5分や10分見て何が分かる」といった批判があることは承知の上ですが、たった5分だけ授業を見ても分かることがあります(注、昨日の授業は全部見ました)。それが授業の土台の部分だと思います。私自身は生徒の視線の先を見ます。よい授業は生徒の視線が今展開されている授業の場所(先生の説明中なら先生、生徒の発表中ならその生徒など)に集中しています。一方、そうでない授業は生徒の視線があちこちに散らばっています。そして生徒の表情もいきいきしているのと冷めた様子との違いも感じます。その意味から昨日の1年4組の授業は、みんないきいきとしていて授業の展開にしっかりのっていたので、私は「いい授業だったな」と判断しています。

 社会科の先生が見たらまた異なる評価になるかもしれませんが、もしそうであったとしてもしっかりした土台をもつ授業だったので授業の方法を少しだけ改善するだけで、さらによい授業になると思います。

 授業参観等で授業を見られた際には、生徒の視線に注目してみてください。